4/9の下書き分。
そもそも中国茶専門店がなかなか無い。
田舎だからともいえるけど、引越し先の地名で探しても一軒しかなかった。隣町ならあるかもしれない。というか都内に行った方が早い気もする。
お茶って、暮らしの一部だけどお茶屋さんに買いに行くことが無い。
お酒も酒屋さんに買いに行くことは少なくなったし、お米もお米屋さんに行くことは無い。
私が子どもだった頃は、お肉屋さん、魚やさん、酒屋さん、お米屋さん、乾物屋さんなんてお店もあり、それぞれ買いに行ったり配達を頼む暮らしだった。でもお勝手口に三河屋さんを呼ぶサザエさんの暮らしはちょっと違う。
今はある程度はスーパーで揃うし、無いものはネットで買えるから。
でも、入りにくい雰囲気の店が多いのは否めない。思い切って入ったら感じ悪かった。なんてことがあると、その店には行きたくなくなるし。
ネット検索で見つけたある中国茶を扱うカフェ。地図から探すと見つからず。もう一度調べたら閉店してしまったことを知った。
そんなこんな、行こうとしていた神社方面に中国茶専門店があることが分かり、臨時休業していないか確認の電話をしてから出かけた。
お茶に限らず、食品も服も雑貨も日用品も。
わたしは綺麗に並べられた中から楽しく選びたい。たとえ買うのは一つでも。
こぢんまりとした店内。ざっと見回してみると、ちゃんと見るには少々時間がかかりそうな品揃えなのが嬉しかった。
だってね、今迄わたしが揃えてるお茶や蓋碗は全てネット通販だから〜。
サンザシ 発見!しかも小袋。食べてみたかったけれど量が多いのは怖くて買えなかった。
何かお探しですか?と聞いてくださったので、とにかく色々見てみたいと伝えた。
見たって飲んでみなきゃわからないんだけど、でも見たいの〜
ドライフルーツ、茶葉、茶器を包む(携帯用)アイテムや、奥に茶器も沢山見えるし、目に星が入りました。
お茶会も良いけど、旅行するときに蓋碗を持ち歩くなんて、すごーく良いと思う。
そうこうしているうちに店主さんが試飲にと、お茶を入れてくださいました。
青茶(半発酵の製法で作られた茶の総称ー烏龍茶)だけど未だ飲んだことのないお茶でした。
興味深々だった聞香杯(もんこうはい)の使い方もここで実演を見ることができた喜び。
蓋碗にお茶をいれ、そのまま飲むことができるけれど更に香りを楽しむために蓋碗は急須となり、蓋碗でいれたお茶を、茶海(ピッチャー)へ移し、一端聞香杯に注ぎ、聞香杯から茶杯に茶を移した後、聞香杯に残された茶の香りを楽しむ。
これ考えた人すごいなあー。
日本の茶道も少し習ったことがあるけど全然違う。
勿論日本茶も好きだけど、この香り、味わい、なんか悪いもの入ってるんじゃないか?と思うほど癖になりつつあり、まださっぱり飽きてません。
聞香杯を使い初めての香りに驚いたのは、高山金萱茶(たかやまきんせんちゃ)
ミルキーはママの味を感じさせる香り。ミクル嫌いな私は一瞬吐きそうとも思ったけど飲んでみると爽やかなお茶でした。香りと味がかけ離れていたのも驚きだった。中国茶初心者を驚かすお茶だと思った。
もう一種類、烏棟単叢茶(うとうたんそうちゃ)
わたしの味覚がおかしいのか、我が家にある安渓鉄観音蜜香と似ていた。これを調べてみたら、似て非なるお茶らしいということがわかり一安心。
4/30現在まだこの日に購入したお茶は飲んでない。