おひとりさま備忘録

とりとめのない日常のぼやき

ブラック企業

で働く友人がいる。

職場内で大怪我して手術までしたのに労災を申請してくれない。給料日に給料が出ないなんてことがよくあるらしい。『でも後で貰えるから。』と彼女は言う。

労災についてはまるで会社の蓄えを減らしちゃうから迷惑をかける。みたいなわけのわからないことを言っていた。『わたし、優し過ぎちゃうんだよね。』と言うけれど、でもそれは決して優しさとは違う気がする。

田舎の小さな会社で、どんな仕組みの職場なのか私には分かり得ないけれど、職場内にはもう一人と彼女の二人しかいなくて役員は滅多に顔を出さないらしい。そして、彼女以外のもう一人は勤務中に遊びに行くらしく、留守番がいないと困るからと、退院したばかりのろくに身動きがとれない彼女に送迎をするから出勤しろと言ったそうだ。

本人が良いと言っているのに私が憤慨するのもおかしな話だけれど、おかしいでしょ?

何というか…長く劣悪な環境にいるとそれを普通だと思ってしまっている?

彼女の旦那さんも何か問題を抱えているようで、共働きで一人分稼げないと言っていた。ここに引っ越してきたときに、この地域の30〜40代男性の年収は、200万円台なんてザラにいると聞いたことがある。

求人を見ると、県最低賃金のパートもまだまだあり、それなのに高いスキルを求めてくる。交通費ナシとか、交通費は上限日額200円迄とか、月額3000円迄とか。片道2キロ無いのであれば支給されなくても仕方ないけれど、それ以外については車通勤が当たり前の、しかもガソリン代が凄く高いこの地域で…ハテナだらけになる。

先日、歴史小説を読んでいたらこの地域と被る物の考え方があり、ぶったまげた。

今朝起きたら、ブラック企業で働く彼女からラインが…まだ読んでない。たぶん久しぶりにご飯行こうとかなのかもしれない。ご飯か…。

わたしは優しくないから、もう最低?劣悪環境?の話は聞きたくない。