おひとりさま備忘録

とりとめのない日常のぼやき

貫入、その後

初めての蓋碗が届いてから1週間が経過。

2日目から現れた現象。

蓋碗の口が大きく反った部分。貫入が濃い茶色に染まり、1週間経ち改めて確認すると茶碗全体の貫入が色づいてきてはいるものの、まだらで汚い。

       あたしの口が汚いのかと思った。

       楽しむか不快に思うかは個人差らしい。

一ヶ月もすれば購入したときの姿とは別物になるだろう。

お皿にお茶はつかないので綺麗。

蓋もまだ無事。見るも無残で写真を貼れない。

貫入に色が入るのを楽しむ。この前提を知っていれば今回購入した明るい若草色の蓋碗は選ばなかった。

それに、すごい色になってきたら貫入の粗さが気になってきた。もっと細かくないと…って安物買って言うな!だけど。

わたしの場合、中国茶カフェに行ったこともなければ、それ系の教室に行ったこともないので、この状態になるまでガラスや磁器が良かったということに気づかなかった。

同じような経験者がいないかとネットで探してみたけれど、キーワードが悪いのか?まだ見つけられていない。貫入が色付いた写真も見たけれど、そもそも茶器や食器の色が違い、ここまで汚い感じでは無かった。

ついでに、国産の陶器でも貫入にカビが生えたりすることがあると見つけて驚いた。

幾つか調べていくと、高温で再度焼くと本来の姿に近くなるということを知った。それを引き受けてくれる親切な会社もあった。

焼き代と茶器の往復送料。ざっと計算したら、違う蓋碗を買った方が良いと思った。大切な人からのプレゼントだったり、先祖代々伝わるナントカ焼きで鑑定したらウン百万円ともなればこれを利用したいけれど。

知識なんて初めからあるものじゃない。

でも今後、茶器を買うことがあるならば磁器かガラスにしようと思った。