おひとりさま備忘録

とりとめのない日常のぼやき

昔の銭湯の番台は良かったのかも

今どきの人は番台を知らないかぁ。

銭湯などで、入り口に設けられた入浴料を受け取ったり見張りをしたりするための高い台のこと。

昔ながらの銭湯は入り口を入って靴を脱いで下駄箱に入れると、そこから既に男湯、女湯の入り口がわかれていたの。

例えば左が女湯だと、入ると右側のちょっと高いところに入浴料を受け取る人がいて。右から入ると左側にその人は居て、要は男湯と女湯の真ん中に番台という高くなってる見張り?の人がいたんだけど。

最近のスーパー銭湯は、番台が無いので見張りが居ない。それっぽい受付になっている銭湯もあるけれどね。

 

腰痛が辛いのでまた銭湯に行ってみた。効果はなくは無い。整形外科で電気ピリピリ通ってロキソニンを飲むよりは効果あり…と信じてる。

わたしの行くスーパー銭湯は販売機でチケットを買って受付に渡すタイプ。男湯と女湯の出入口は少し離れています。

で、入ろうとしたら上部分が一部曇りガラスになっていて人影が見えたので、出る人を優先しようと避けてみた。

そしたらぁ〜

素っ裸のおばあさんが女湯の脱衣室から出ようとしてたのーーー

そりゃもうたまげたけど、見過ごせませぬ。

『ここから先は裸で出ちゃダメですよ!』と言って出ようとするおばあさんを中に入れる。

『タオルもってくるの忘れちゃったから買わないとー』って裸にお財布を握り締めてる。

 

ひえぇぇえぇえええ〜

 

『まっててね、タオルいくらか見てくるから、ここから出ちゃだめですよ!』と説得し受付の券売機に見に行った。

脱衣室内にある自販機と同じ金額。

『借りるのも百円、ここで買っても百円なの、どっちにしますか?』と聞いた。

レンタルタオルの方が生地が厚そうだけど、そんなことは説明する余裕が無かった。

購入するというので、販売機にお金を入れてタオルを手にするまで説明してあげた。

今度はロッカーの鍵が回せないそうで…

『大丈夫!』といってお金入れて鍵を回して腕にリングをはめるまで説明し、『帰りにわからなかったら誰でも教えてくれるから聞いてね』と言うとおばあさんは微笑んでいた。

昨日まで常連客で今日急にボケちゃったんだろうか?いやいや。

息子か旦那さんが一緒に来て男湯行っちゃって放置になっちゃったんだろうか?んだな、この線が強い。

と、勝手に推理。

わたしとの会話は理解しているように見えたけれど、一人で公衆浴場を利用するのは少し不安なおばあさんだった。

番台があったら、裸で出ようとする客に声をかけることはできるし、タオルを忘れたと番台に聞いたりできるのにな、とか思った。

脱衣室に受付問い合わせ用の内線電話がありそうなものだけど、私も慌てていたので直ぐに見つけられなかった。

その後、そのお婆さんは重いドアを開けて露天風呂に行くのも見かけたし、私が銭湯を出る時はまだあのロッカーは鍵がかかったままだった。もう出ちゃって違うお客さんが使っていたのかもしれないけど。

 

おまけ

で露天風呂で顔にタオルを巻いてくつろいでいたら『さっき裸で出ようとしたおばあさんがいてさー。』って誰かが話し出した。

『どうなることかと思って見てたら若い女の子が引き止めてくれてさー。』

 

 

若い女の子⁈

 

 

は?見てたなら止めろよ‼︎

あのおばあさんも心配だけど、貴女も心配です。と思った(笑)