以前、土産店で少しだけ見かけた。
カタログギフトにも一輪挿しがあったけれど、欲しいのは湯飲み。そんでもって夫婦茶碗とかセットはいらないし、結構高価だし選びようがなかった。
あのカタログギフトはワインにしちまった。
あとはネットで少々物色していたけれど、いやいやなかなか。
沢山の中から見つけたい!ので機会を待っていた。
てか、少々忘れてたけど。
待っても機会は来ない。自ら動かないと備前焼から私に近付いてくることなどあるわけない。
忘れようとしないと、いつも欲しいものだらけで大変なことになるのです。
倉敷の美観地区内にいくつも備前焼を取り揃えたお店があるらしい。
1軒目、ふらりと入ったお店で備前焼いろはの『い』くらいを教わった。
お時間の許す限り沢山のものを見て触って選んでくださいね。と親切極まりない店主。
できればそのお店で選びたかったけど、まだ他のものも見てみたかった。
教わった『い』だけでも説明すると結構長い。
とりあえず、色にきまりがないらしい。
この色が備前焼というわけじゃない。
へぇ。
かといって、土の色ではない色がついてるものは備前焼ではないそうな。
なるなる。
藁を使ったり、茶碗を重ねて焼いたり、あんなこと、そんなことで色は変わるんだって。
ごま という粒々もあったりして。でもこれは花器なんかに多かった。確かにね、口にも触れるし洗いにくい。
そして、高価だからと飾らず使いこむ事で尚良くなっていくそうな。
とはいっても、湯呑み茶碗に6万円とか⁈
ヒエェ〜
親切な説明を聞いて、店内の端から端まで見たけれど、実はお手頃価格のものを探していました。
とりあえず、お手頃価格と思われるものが5,000円前後から。
庶民の食器ではないっぽい。
高いにはそれなりの理由がある。
そう、私なんぞが買えるものでは…
いやいや、まだまだ見て探さなきゃ!
フラフラしていたら輸入雑貨のお店を見つけた。そして、まったく違う茶器に一瞬ときめいたけど、そんな自分に喝をいれまた備前焼を探しに歩き出し、おだんごを食べた。
それから、備前焼でお茶が飲めるお店に ぜんざい を求めて入ったのに、他の人のソフトクリームを見て真似した。
その時出された湯飲みがとても使いやすく、お店でも売られていたけれど欲深い私はまだ見たくて更にお店を探し歩いた。