目的地は平塚市だった。
雨が降りだしたし、行ってどうすることもないので江の島には寄らず、とりあえず市内で昼食を済ませ車に乗ってナビを見た。
寒川神社が近い。
往路で気になりつつ、すっかり忘れていた。
鎌倉宮が好きなのですが、今回は鎌倉に寄るつもりもなかったし…
念のため持参したご朱印帳、最後にいただいたのは昨年3月の熱海以来。
せっかく一宮の近くまで来たのだからお参りしていくことに。
特に混雑の気配もなく敷地内の駐車場に入ることができた。
ご朱印をお願いし、その間にお参りしようと思ったら直ぐに頂くことができた。
手水舎で手を清めると、社務所らしき所に人の出入りを見つけ、わたしも誘われるように入って行く。
そこで初めて目にした『八方除』
八方とはあらゆる方角を意味しており、つまり身に降りかかるすべての厄災から身を守る御神徳と言えます。大難は小難に、小難は無難に、そして吉事は最大に。
寒川神社 公式サイトより
これは!いつものように、お賽銭して一人願い事をブツブツ繰り返し、おみくじ引いて帰るよりご利益が絶対にあるはず〜
今のわたしにピッタリじゃないかー!
ほんと、心の中じゃ叫んでいました。
早速、受付用紙に住所、氏名、生年月日を記入し申し込む。
二階でお待ちください。と言われ上がって行くと、広い部屋に椅子、テーブルがあった。早速座って辺りを見渡すと、皆さんお茶を飲んでいました。
ご祈祷の待合室でお茶を頂けるのは初めてなの〜。
しかも落雁まで用意されておりました。
チラ見。お茶を飲みながらモグモグしている方が多い。
諏訪大社は四社全てのご朱印をいただくと、蕎麦落雁をいただくことができます。
落雁は小布施堂が美味しいの。
落雁一つで喜ぶわたし。。
たぶん、30年くらい前に初詣に来たような…
いや、あれは川崎大師だったかも。
あの頃は親に連れられ、半ば強制的にお参りというか、ただ行ったからどっちなのか覚えていない。
でも、その後もおじいさんは毎年寒川神社に行ってた気がするから、きっと寒川神社であっただろう。
ものすごい混雑だったことしか覚えていない。社務所に入った記憶はないし、セダンの後部座席の真ん中に座って腰痛になったり、とにかく嫌な思い出しかない。
大抵の人は、初詣、合格祈願、厄年の厄除け、お宮参り…など家族で来る人が多いのだろう。
そんなわけで、わたしの初詣は一月中に行けば早い方というのが恒例になっている。
ご祈祷が終わり、お札など受け御社殿を後にすると、待ってましたかのように、おみくじ箱が並んでいました。
通り過ぎて戻り、引いた。
神嶽山神苑と呼ばれる庭園の入園券を貰ったけれど、後日でも良いらしく、次はいつになるか分からないけれど雨足が強くなるので帰ることにした。
なんだかとても気分が良かった。
寒川神社に行ってから心が軽くなった。